千葉市の不動産売却の費用一覧|仲介手数料・印紙税・登記費用・税金をまとめて確認
不動産売却の費用は、仲介手数料だけ見ておけば足りるわけではありません。印紙税、抵当権抹消費用、住宅ローン完済手数料、 物件によっては測量・解体・残置物処分、そして利益が出た場合の税金まで関わります。
監修者:小林 征矢(宅地建物取引士)
不動産プロ/あいうえお不動産株式会社にて、査定・売買業務を担当。千葉市での売買実績300件。
土地・戸建・マンション・収益物件の売買を中心に、売主様の状況に合わせた売却提案を行っています。
売却費用と手取りを先に整理したい方へ
「仲介手数料はいくらか」だけでなく、「最終的にいくら残るか」で見た方が、売却判断はかなりしやすくなります。
結論:費用は「必ず出やすいもの」と「物件次第で増えるもの」に分けて考える
不動産売却の費用は、大きく分けると ①多くの売却で出やすい費用 と ②物件条件や売り方によって増える費用 に分かれます。
多くの売却で出やすい費用
仲介手数料、印紙税、抵当権抹消費用、住宅ローン完済手数料など。
物件次第で増える費用
測量費、解体費、残置物処分費、ハウスクリーニング、軽微な補修など。
売却後に確認する費用
譲渡益が出た場合の税金。翌年の確定申告で整理することが多いです。
| 費用項目 | 目安 | 払うタイミング | 出やすいケース |
|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | 売買価格×3%+6万円+消費税が基本目安 ※800万円以下は特例あり |
契約時・引渡し時 | 仲介で売る場合 |
| 印紙税 | 契約金額ごとに異なる | 売買契約時 | 紙の契約書を作成する場合 |
| 抵当権抹消費用 | 登録免許税+司法書士報酬 | 決済・引渡し時 | 住宅ローンが残っている場合 |
| 住宅ローン完済手数料 | 0円〜数万円程度 | 一括返済時 | ローン完済が必要な場合 |
| 測量・解体・残置物処分 | 物件次第で大きく変動 | 売出し前〜引渡し前 | 土地、古家付き、空き家など |
| 譲渡所得税など | 利益が出た場合に発生 | 売却翌年の確定申告 | 譲渡益がある場合 |
手取りの考え方
売却で本当に大事なのは「いくらで売れるか」だけではなく、最終的に手元にいくら残るかです。
マンションの例
3,000万円で売却
仲介手数料 約105.6万円
印紙税 1万円
抵当権抹消等 2〜3万円台
手取りは売却価格そのままではない土地の例
2,000万円で売却
仲介手数料 約72.6万円
印紙税 1万円
測量費が乗ることもある
境界次第で費用差が出やすい古家付きの例
解体を先にするかで費用が変わる
残置物処分も乗ることがある
その分だけ高く売れるとは限らない
先に使う費用は慎重に判断仲介手数料
一般的な仲介で売る場合、費用の中心になりやすいのが仲介手数料です。成功報酬型なので、通常は契約時と引渡し時に分けて支払うことが多いです。
2,000万円で売れた場合
約72万6,000円3,000万円で売れた場合
約105万6,000円4,000万円で売れた場合
約138万6,000円印紙税(売買契約書)
売買契約書には印紙税がかかります。契約金額に応じて税額が決まり、紙の契約書を作成する場合に必要です。
| 契約金額 | 印紙税額(軽減後) |
|---|---|
| 10万円超〜50万円以下 | 400円 |
| 50万円超〜100万円以下 | 1,000円 |
| 100万円超〜500万円以下 | 2,000円 |
| 500万円超〜1,000万円以下 | 1万円 |
| 1,000万円超〜5,000万円以下 | 2万円 |
| 5,000万円超〜1億円以下 | 6万円 |
抵当権抹消・司法書士費用
住宅ローンが残っている場合、決済日にローンを完済し、抵当権抹消の手続きを行うのが一般的です。
登録免許税
不動産1個につき1,000円土地1筆+建物1棟なら、登録免許税だけで2,000円が基本目安です。
司法書士報酬
数万円を見込むことが多い全体では2〜3万円台を見込むケースが多いですが、案件ごとに確認が必要です。
住宅ローン完済手数料
住宅ローンを一括返済する時には、金融機関に支払う手数料がかかることがあります。金額は金融機関や返済方法で差があります。
目安
0円〜5万円程度ネット完済と店頭手続きで差が出るケースもあります。
確認ポイント
- 一括返済手数料
- 店頭手続きかオンラインか
- 抵当権抹消書類の発行時期
- 決済日に間に合うか
測量・解体・残置物処分などの追加費用
土地や古家付き物件は、売却費用が広がりやすい分野です。特に、相続土地、空き家、境界が曖昧な土地では追加費用の有無で手取りが変わります。
測量・境界確認
50万円〜80万円前後筆数や形状、隣地状況で変わります。
解体費
100万円〜300万円前後建物の規模や構造で差が大きいです。
残置物処分
10万円〜50万円前後家財量や分別状況で変わります。
軽微な整備
数万円〜草刈り、清掃、簡易補修、写真撮影前の整えなど。
売却後にかかる税金(譲渡所得税)
売却価格がそのまま課税対象になるわけではありません。譲渡所得は、売却価格から取得費と譲渡費用を差し引いて計算します。
長期譲渡(所有期間5年超)
所得税15%・住民税5%復興特別所得税が別途上乗せされます。
短期譲渡(所有期間5年以下)
所得税30%・住民税9%こちらも復興特別所得税が別途上乗せされます。
いつ・何を払うか
売出し前〜売出し中
片付け、草刈り、測量相談、解体相談、ハウスクリーニングなど。
売買契約時
印紙税、仲介手数料の半額を支払うことが多いです。
決済・引渡し時
仲介手数料の残額、抵当権抹消費用、ローン完済手数料など。
仲介・買取・買取オークションの費用差
同じ売却でも、売り方によって費用構造と最終手取りは変わります。
仲介
仲介手数料は発生しますが、価格が伸びれば最終手取りが増えることがあります。時間に余裕があり、高値を狙いたい時に向きます。
買取
スピード重視では強いですが、価格は低めになりやすいです。その分、売却時期が読みやすく、追加費用を抑えられるケースもあります。
買取オークション
買取より価格が上がりやすく、比較しやすいのが強みです。条件次第では仲介を上回る金額が出ることもあります。
FAQ
売却費用は全部でどれくらい見ておけばいいですか?
仲介なら、まず仲介手数料が中心です。そこに印紙税、抵当権抹消費用、ローン完済手数料が乗ります。土地や古家付き物件は、測量や解体、残置物処分で差が出やすいです。
印紙税は売主が全部払うのですか?
通常は、自分が保管する契約書分の印紙税をそれぞれが負担します。実務上の取り扱いは契約時に確認してください。
測量や解体は必ず必要ですか?
必須ではありません。先に費用をかけなくても売れるケースがあるため、比較してから判断した方が安全です。
取得費が分からない時はどうなりますか?
概算取得費として、売却価格の5%を使う場合があります。ただし、実額が分かる資料がある方が有利なこともあるため、税金の整理は早めに行うのが安心です。
住宅ローンが残っていると費用は増えますか?
抵当権抹消費用や完済手数料が加わるため、その分は確認が必要です。手取り計算に残債とあわせて入れておくと判断しやすくなります。
千葉市で売却費用の見通しを整理したい方へ
仲介手数料だけでなく、測量、解体、ローン完済、税金まで含めて「手取り」で整理すると、売却判断がかなりしやすくなります。